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この大和の国は 花を守り、そしてまた花に守られている国だと思うのです。 多くの人々が花を愛し、育て そして私たちはその花々に励まされ 生きる力を頂いています。 ・・・時は早春。 周りを見渡せば 白木蓮の蕾が天をさし 春の光を集めています。 もうすぐ桜も咲きそめることでしょう。 そして連翹、山吹の花も次々に咲き継いでゆくでしょう。 季節の移り変わりとともに 花々はこの美しい国を守っているのだと思います。 春の桜を見ますと 今は亡き友人のことが思われます。 彼は自身の命の期限を知らされるたびに 「来年の桜、見れるかな」と呟いていました。 私自身、その言葉がずっと心にありましただけに 無事に友人が桜を見ることが出来ました年には ほっと安堵していたものでした。 ・・その友人も 3年前の秋に逝ってしまわれました。 深い思い出と 花の名のハンドルネームを遺して。 桜はその淡い霞で全てのものを優しく包みます。 病める人のもとに 失意の底にある人に 春よ 届けと。 そして この世に在る者も 亡き人も 幸せであれと語りかけるように。 皆人に幸あれぞかし 薄紅の 花の衣に包まるる国 自然いっぱいの素材集
by miyamagakure
| 2008-03-07 12:47
| やまと花
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