ブログランキング
カテゴリ
以前の記事
2012年 05月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 ファン
記事ランキング
その他のジャンル
画像一覧
|
今日、所用がございまして神戸へ出掛けました。 車の窓から王子公園内の桜をちらと見ましたが ほぼ満開といったところでしょうか。 確かに桜は美しいとは思いますが 染井吉野の息の詰まるような満開の姿は余り好みではなく 殊に今のような体調の時には返って辛くなります。 ・・・むしろ ひっそりと咲く山桜に惹かれます。 その白い花の色と柔らかな緑の葉が心を落ち着かせてくれます。 桜の花は 時の流れを思わせますね。 この桜の花に再び会おうと思うのであれば 更にもう一年待たなければならないわけで その長さをしみじみと思うわけです。 不思議なもので 体調の思わしくないときといいますのは確かに肉体的には辛いのですが 精神的にはある程度充実した時を過ごすこともできると思うのです。 まず、持病と闘うことに精一杯で、余計なことに時間をかけなくなる。 今の自分にとって本当に必要なことが見えてくる。 もっと丁寧に生きていこうという気持ちになる。 自分という人間を見つめることができる。 自分は本当はどんな生き方がしたいのか、弱点は何なのか。 これからどの方向に向かって生きていけばよいのか。 今生での生を終えたとき 自分に一体何が残るのか。 さくら花 幾春かけて老いゆかん 身に水流の音ひびくなり 馬場あき子 桜は樹液を淡い色に染め それは根から幹を伝い梢にまで届き やがて 美しい花を咲かせるわけではありますが 人はそのいのちの底に何を秘めているものだろう、と。 いのちの奥底において 音をたて 流れゆくものとは一体何だろうと思うのです。
by miyamagakure
| 2008-04-06 21:06
| やまと花
|
ファン申請 |
||