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昨日偶然ではあるけれども、1年ぶりにその人にあった。 その人は キリスト教の人だ。 向こうの方から気さくに手を振ってくれた。 ・・・懐かしかった。 しばらく話をしたのだけれど、何だかとても嬉しかった。 思えば1年前 その人とは宗教の違いについて 様々話し合ったことがあったのだ。 行き着いた結論は 「宗教の教義という点においては平行線のままであろうが 宗教のめざすところという点においては一致する」というものだった。 それにしても、彼らのその布教力には頭が下がる。 私はキリスト教徒ではないけれども その宗教が世界宗教にまでなったその過程を考えたときに 学ぶべき点は大いにあると思うのだ。 信ずるところの宗教は違っていても めざすべきものは同じだと思う。 キリストとマホメット、そして釈迦が同じテーブルについたとき、 果たしてそこに争いが起きるだろうか。 答えは否である。 非暴力を唱え人権闘争に身を投じたマハトマ・ガンジー、 マーチン・ルーサー・キング。 一方はヒンズー教徒、そしてもう一方はキリスト教徒である。 それを思えば ただ宗教が違うということだけで 争うことの愚かさを知ることができるであろう。 人は皆、幸せになる権利を持って生まれてきている。 私は人間の善なることを信じる。 人間の心の奥深く秘められている、善なるものを信じる。
by miyamagakure
| 2008-12-04 16:22
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