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比較的元気な日々を送っている。 腹痛その他の痛みは相変わらずではあるけれど 日常生活にさほど支障はない。 この頃はやはり寝付きがよくない。 寝入ったとしてもすぐに目が覚めてしまう。 無意識のうちに怯えているのだろう。 そんな時、まんじりともせず 布団の中で闇を見つめる・・・などとそんなことはしない。 完治したときのことを思い浮かべ 元気になったらこうしよう、ああしようとひたすら夢を描いている。 そうすると いつのまにか眠りの世界へ。 最悪のことを考え、備えはするけれど 悲観的にはならない。 ずっと昔・・・夫が「○○ちゃんはものすごい楽天家だ」と言ってくれたけれど ひょっとするとそうかも知れないと思う。 表面的にはものすごく暗いけれど(笑) 根本的には明るいらしい。 今、その明るさに少なからず助けられている。 なんで自分がこんなことになったかなと思うけれど 仕方ない、自分が持って生まれてきたものだ。 自分にはこういう宿命があったのだと思うだけ。 おそらく、過去世の自分も似たような境遇だったのだろう。 今の私と同じく、病気のことで苦しんでいたに違いない。 それならば これから先 過去世の自分と全く同じ人生を歩くなどナンセンス。 この世で少しでも改善していこう。よくなっていこうと思う。 きっと、過去世の自分も 「来世の自分よ、さらにより良く生きよ」 「人生はさほど長くはない、大切に生きよ」と願ったかもしれない。 それを思うと この世の生を 過去からの単なる繰り返しで終わらせてなるものかと。 また そのための信仰ではないのか、と。 蓮祖曰く 「但生涯本より思い切て候 今に飜返ること無く其の上又違恨無し 諸の悪人は又善知識なり」 富木殿御返事 この「悪人」という言葉を「病」に置き換え 日々 胸に刻んでいる。 #
by miyamagakure
| 2012-05-26 10:17
| 日々の徒然
昨日、金環日食。 パパが「ちょっと薄暗いぞ」と声をかけてくれた。 実は私自身、金環日食そのものよりも 辺りが薄暗くなることの方が楽しみだったので(変だ) すぐに外に出、あたりを見渡してみた。 ・・・うん、やっぱりちょっと薄暗い。 透明な夕暮れといった感じ。 なかなかいいぞとひとり悦に入っていたら 忙しい中、パパがわざわざ望遠鏡を用意してくれた。 レンズを覗いてみると、おお、まさに太陽が欠けて行く途中。 細い、細い三日月のようだ。 道路にうつる木漏れ陽を見れば みな 弓なりのかたち。 なんだか不思議だなあ・・・と思った。 こんな風に いつもと違った太陽を見られるというのもそうなんだけれど もっと言えば「永遠の中の一瞬」を感じる不思議さ、だろうか。 このたびのように 広範囲において金環日食が確認されるのは932年ぶり。 当時西暦1080年。 後三年の役あたり、白河上皇の院政の始まる少し前。 次に今回のような金環日食に出会えるのは これから300年後の西暦2312年4月8日。 その時には日の出直後から日食が確認されるのだそう。 そしてさらに西暦2361年3月8日、 近畿地方においては実に509年ぶりとなる皆既日食。 西暦2685年3月27日にも かなり広い範囲にて金環が見られるとのこと。 ・・・・932年ぶり、300年後、600年後、などと言われても なんだかぴんと来ないのだけれど 前回の平安時代末期には私は誰と一緒だったのだろう、と思った。 そして数百年後、今度は誰と一緒なのだろうと。 ふと 出勤途中、通学途中の道行く人々に想いを馳せる。 そして この時を一緒に過ごした全国の人々にも。 既にお亡くなりになっている方々も 再びこの世に生まれ 昨日の朝 何処かで同じ空を見上げていたかも知れない。 朝、出勤前の忙しい時間帯に わざわざ望遠鏡を用意してくれるパパを見ながら そして レンズをのぞき込み大喜びの娘を見ながら 300年後も、そして600年後も ずっと一緒にいられるといい、と思った。 #
by miyamagakure
| 2012-05-22 10:20
| 日々の徒然
時折、過去の日記を読み返すことがあります。 過去において 自分はどんなことを考えていたのだろう・・と。 本当にささやかな空間ではありますが そして自分のこころの内を書き綴ったものにすぎないのですが やはり書き続けてきて良かったなと思います。 何故長い間書き続けてきたのだろう・・とも思いますが 元来口下手ですし、文章でしか自分の思いをあらわすことが 出来なかったからかもしれません。 この傾向は幼い頃からあったものです。 リアル同様、ネット上での交流もそう幅広いものではありません。 ただ、交流のある方々とのお付き合いは これからも大事にしていきたいと思います。 よくネットはバーチャルだと言われますけれども そういうものでもないと思います。 考えようによっては ものすごくリアル。 相手の考え方、趣味嗜好が透けて見える。 だから私自身、ネットをバーチャルなどとは思わないわけです。 話は少し変わりますが、先日葬祭会館にて打ち合わせ。 自分の葬儀に関しては家族・親族葬にて執り行うことにしました。 また、この「深山隠れ」の最後の日記は夫が代理で更新するか あらかじめ用意しておいた私のご挨拶か、どちらかになることと思います。 本当はね、ずっと長生きして おばあちゃんになっても自分で更新していくのが夢。 まだ45歳なのに 自分のお葬式のことなんか考えたくないし 何で考えなあかんねん、と何処かに文句を言いたい気持ち。 毎日 揺れ動いています。 ・・・これから数十年後 腰も曲がり、眼も遠くなって それでも笑顔皺のいっぱいある私が「今日も更新しまっせ!」と 元気にパソコンに向かえたらいい。 そして「あんた、再発せんと、こない長生きしてもうたやんか!」と リアルのお友達に背中をばしばし叩かれてもみたい(笑)。 無責任な楽観主義は嫌いですが それでも「再発してたまるか」と挑み 長寿を勝ち取りたいと思うのです。 途中、体調をくずし 更新の止まるときもあるかも知れないけれど それでも精一杯 この空間で 書き続けていけたらいいなあ・・・と思います。 #
by miyamagakure
| 2012-02-28 15:43
| 日々の徒然
このたびの検査では何とかセーフだったのだけれど これがいつ、セーフでなくなるのかを考えたら やはり精神的に辛くなる。 生きている限り、これが続くのだろうなあ・・・と。 他の癌のように 5年間再発がなかったらOKです、とならないものか。 他の元気な方々は(主に60~70代の方々か) 再発のことばかり考えてたらいけないと仰るのだけれど 患者にとってみたら・・・考えないわけにはいけない。 それに同じ「大丈夫」という言葉にしても こちらの心に寄り添ってくださる方の場合には 本当に有り難く思えるのだけれど 「暗いよ」とか「たいしたことない」とか仰る方の「大丈夫」は (申し訳のないことだけれど)全く心に響かない。 中には「私はずっと元気だったのよ!」と 若い頃からの武勇伝をずっと話し続ける人だっている。 おそらく「私みたいに明るかったらこんな風に元気でいられる」と 仰って下さっているのだろうけれど、お気持ちはよく分かるのだけれど 少し方向が違う。 再発したときに(本当の意味において)強くあるために 今、私は未熟ながらも準備をしている。 右往左往し、精神的にパニックになり慌てているわけではない。 なのに 再発のことを踏まえ 準備を始めている私は「暗い」のだそうだ。 はっきり言って、放っていてほしい。 娘も独り立ちし、介護するべき親もこの世の人ではなく あとは我が身と夫のことだけ心配していればいい状況だったら もう少し、今の私の行動も違っていただろう。 けれど、まだ40代の私には育てるべき子どももいる。 介護するべき親もいる。 自分のことだけを考えているわけにはいかない。 だからこそ今のうちに、 身体が元気なうちに手を打っておかなければならない。 手を打って、準備して、そのことごとくが無駄に終われば それが1番幸せなことではないのか。 ・・・バンジ-ジャンプを考えれば一番いいのかも知れない。 100メートルの高さから飛び降りなければならなくなったとき しかも、その100メートルという高さは絶対に変えられず とにもかくにも飛び降りないといけないとなったとき かねてから「大丈夫、大丈夫」と思っていて ほとんど何の準備も無しに いきなり100メートルの高みから下を見下ろせば たいがいの人は怖れをなし平常心を失ってしまうだろう。 (特に私はそうだ) けれど、常に200メートルほどの高さから下を見下ろしていれば いざ100メートルから飛び降りるとなったとき 「ああ、こんなの軽いじゃん。想定内だ」と (少しは怖いだろうけれど)十分対処することも出来る。 私は・・・・自分が弱いことを知っている。 本当に、弱い。 だから強くなろうと努力している。 その、強くなろうとする努力のあらわれが このたびの 再発に備えての様々な準備なのである。 つよくあろうとして必死になっているところへ 「暗い」だの「考えすぎ」だの 言いたい人は言えばいい。 ・・・私はまだいい。 十分耐えていける。 けれど私に「暗い」と言ってくるような人々が、その余計な干渉を 今度は他の患者にも向けているかもしれないと思ったら腹が立つ。 私よりも繊細な人、傷つきやすい人に 同じく無神経な言葉を言っているかも知れないと思ったら、腹が立つのである。 ・・・・今日は、思っていることをそのまま正直に書いてみました。 自分自身、今、置かれている状況になってみて 初めて知ることばかり。 嬉しいことも嫌なことも、悲しいこと、悔しいこと 本当にいろんな事が起きてきます。 今まで病気と闘ってきたひとたちも こんな風にいろんな事を考えて来られたんだろうなあ・・・と。 本当に大変だったろうなあ・・・と思いました。 自分が経験しないことには本当に分からぬことばかり。 今、改めて学ばせていただいています。 #
by miyamagakure
| 2012-02-27 15:04
| 日々の徒然
来週早々に再度の検査。 結果の分かるのは16日。 ・・・診察室の前の椅子に座って 名前を呼ばれる瞬間が最も怖い。 怖いけれどなんとか乗り越えて 検査を受け続けなければ。 とにかく早期発見にまさるものはない。 悪いものを切除していけば それだけ自分の生きる時間も長くなる。 一昨日の診察の時にも 再発した場合の余命について先生に確認させていただいた。 幸いなことに 再発したとしてもその進行速度は遅く 最悪でも数年は生きられる見通しである。 ただ、完治は望めない。 切除手術を繰り返しながら生きていくしかなく おそらく末期になればその手術も出来なくなるだろう。 診察の途中、幾度か「たちの悪いものなんです」と先生が仰った。 最初の頃(昨年12月頃) 大腸癌や胃癌ならまだ良かったのに・・・との先生の言葉が 今になって思い出される。 大腸癌や胃癌ならデータが多く揃っているし 治る可能性もあるからだろうか。 再発すれば余命は数年、 そういう心構えで生きていくことが必要なんですねと 再度先生に確認する。 先生は「そうです」と。 不安な気持ちは分かりますが その不安なままで毎日を生きていたら勿体ない、とも言ってくださった。 そして「今はまだ再発していないから大丈夫ですよ」と強調してくださった。 その言葉に、先生の温かさ、ご配慮を感じ 思わず涙がこぼれた。 未来のことは分からないけれど 今 目の前にある「一日」を 大切に、過ごしていこうと思う。 #
by miyamagakure
| 2012-02-07 14:10
| 日々の徒然
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