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娘が前から行きたがっていたギャラリーへ。 そこではジュエリー展が行われており 美しい宝石が整然と並べられていた。 私と娘・・・親子とはいえど 趣味嗜好は全く違っており 彼女はアクセサリーやファッションに関することが大好き。 何やら神妙な顔つきで(笑) オーナーの方からいろいろと説明を受けていた様子。 一通り説明をしていただいたあと 娘は 今度は常設のガラス器に夢中になっており 私は オーナーと、ギャラリー敷地内にある石仏や 庭に植わっている山橘についてお話をさせていただいた。 ・・・・山橘の実の美しさについて こんなにも意気投合してお話が出来るとは! なんだか嬉しく、心躍る思いだった。 そう、オーナーの仰るとおり南天や千両では駄目なのだ(笑)。 やはり、山橘。 控えめにひとつ、ふたつの朱い実をつける山橘であるからこそ美しい。 そして敷地内の石仏。 敷地内にいくつか点在しているのだけれど その中でも庭の入り口、そして庭の一番奥にある石仏に最もこころ惹かれる。 まるで石仏に命が吹き込まれているようで 目にしたとたん、足を止め、そこから動けなくなってしまった。 それほど惹かれた。 そのことをオーナーに申し上げると オーナーは深く頷きながら 実は、その2つの石仏を手に入れることが出来たからこそ 自宅の庭を全部やり直したんです、と。 弥生式土器についても、そう。 土器と、平成の世に生きる私たちの間には・・・と 私が言いかけるやいなや オーナーが「2000年ほどの時間があるんです! 本当に不思議な気持ちになりますよね」と。 これから自分が言おうとしていた言葉が 相手からこぼれ落ちた瞬間・・・。 (自分自身、単純かも知れないけれど) ・・・なんだか、感動してしまった。 目立たぬ山野草の美しさも 石仏も、そして土器についても あとでさらに盛り上がってしまった18世紀、英国製の椅子についても そのかけがえの無さ、素晴らしさについて 楽しくお話することが出来、まことに有り難く思われた。 ・・・私自身、いままで自分のことを 少し変わっているのかな?と思っていた。 いや、それは違う、かなり変わっているのだ、とのこと。 他の方々が興味を持っていることにはあまり関心を示さず 古墳とか、山野草とか・・・そういうものばかり好きになってしまって 心のどこか、何でこんな自分なんだろうと思っていた。 正直、どこか引け目さえも感じていた。 けれど どんな自分だとしても・・・それでいいのだと思う。 いや、おそらくは人間、そういう生き方しか出来ないのでは?と。 惑わず、媚びず、背伸びせず。 自然体で生きていれば いつか、同じ価値観を持った人に出会えるはず。 ・・・そんな風に思えた 土曜日お昼下がり あるギャラリーでの出来事でした。
by miyamagakure
| 2011-06-12 14:08
| 日々の徒然
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