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これからこの空間に書き留めることは いつわりのない呟き。 思いつくままに書いていこうと思っている。 今のような状況になってみて いろいろとわかることがあった。 自分自身、幼い頃から生死について考えることが多く 自分でも変な性格だなあ・・・と思っていた。 死について考えるなんて、本当ならしたくないはずなのに それでも、意識の底から勝手に浮かび上がってきていた。 ・・・今ではそれでよかったと思っている。 もしも 今まで死についてそう考えることもなく 「そんな暗いこと考えてどうする」という感覚の持ち主でいたなら おそらくは現在、精神的にもっと参っていただろう。 再発を恐れながら生きていくということは 想像していたよりもしんどい。 腹痛ひとつとってみても「再発か?」と疑わざるを得ない。 精神的に非常に消耗している。 いや、再発したとしても完治できる可能性があるのなら もうひと踏ん張り頑張ろう、となるけれど ひとたび再発してしまったら あとは死を迎えるしかない。 余命数年というゴールが待ち構えている。 そのゴールが 今のこの地点から透けて見えてしまう。 ・・・本当に無念である。 こんな時、信仰をたもっていて本当によかったと思う。 以前の日記にも書いたことではあるけれど 縋るつもりもないし、助けてくれと懇願するつもりもない。 ただ、悔いない人生を生ききる、と 仏前にて誓うだけである。 自分の本当の願いは 96歳まで元気に生き続けて 「最期まで再発しなかったよ!」と 「だから望みを捨ててはいけない。あなたも大丈夫だよ!」と 同じく病気に怯える人々に伝えていきたいということ。 自分が再発に怯えた分だけ 心細さに眠れぬ夜を過ごした分だけ 他の人々の気持ちを理屈抜きに理解することが出来るのだと思う。 ・・・何で96歳?と思うのだけれど(笑) ただ、何となく・・*^^ そんなに長生きできたら最高だろうなと。 手術から十数時間後の執刀医の言葉。 それをきっかけに 私はさまざまなことを考え始めた。 確かにしんどいことではあるけれど そしてこれはずっと終わらないものだろうけれど 自分の人生に芯のようなものが据えられた、と感謝している。 蓮祖曰く 「このやまひは仏の御はからひか そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人 仏になるべきよしとかれて候 病によりて道心はをこり候なり」 妙心尼御前御返事
by miyamagakure
| 2012-01-17 16:42
| 日々の徒然
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