ブログランキング
カテゴリ
以前の記事
2012年 05月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 ファン
記事ランキング
その他のジャンル
画像一覧
|
君なくはなぞ身装はむ 櫛笥なる黄楊の小櫛も取らむとも思はず 万葉集 バッグの中に「十三や」の黄楊の櫛をしのばせておりますが この櫛の使いよいことは言うまでもないでしょう。 樹脂を含んでおりますから髪にもとても良いのですね。 黒髪の艶を引き出してくれます。 そして手に持ちましたときの その柔らかな手触り。 手放すことのできないもののひとつでもあります。 私たち日本人と黄楊の櫛との繋がりは古く 既に奈良時代におきまして「大和の黄楊の小櫛」という言葉のありますとおり 古より私たち女性の黒髪を守ってきてくれたのですね。 黄楊の櫛と一緒に使っておりますのが大島の椿油です。 ほんの少し手に取りまして髪に擦り込んでいきます。 自然な仕上がりとなりまして、誠に重宝しております。 幼い頃を過ごしました宮崎では 髪をときますことを「髪をけずる」と言うのですね。 そう、古代の「くしけづる」という言葉の名残です。 この平成の世にありましても 未だ古の言葉が残っているのです。 幼い頃、祖母の家にはこの大島油がありまして そしてその傍らには黄楊の櫛。 祖母が私の髪をよく梳ってくれたものでした。 ・・・その時の感触を 30年以上経ちました今でも覚えております。 clef
by miyamagakure
| 2007-06-23 10:42
| 日々の徒然
|
ファン申請 |
||