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我が背子に我が恋ふらくは奥山の 馬酔木の花の今盛りなり これは 馬酔木の花を詠った万葉の歌です。 ・・・この歌を詠った人は 片恋をしていたのでしょうか。 「今盛りなり」なんて とても冷静に詠い上げていると思うのです。 自分のことを、距離を置いて冷静に見つめる人だったのかなと思います。 いえ、もしかしましたら 冷静にならざるをえなかったのではないでしょうか。 お互いに想いを告げることの出来る恋であるならば ここまで冷静にはならないもの。 自分の想いを決して告げることはせず ただ遠くから見つめることしかできなかったのでしょうね。 想いを告げることも 逢うことも 言葉を交わすことさえ出来ずに。 世の中には いともたやすく恋におち 愛の言葉を惜しげもなく使い 恋とはこれほどまでに甘美なものであったかと そういう恋をする人々もいるだろうけれど けれど 声を聴くことも出来ず 逢うことも叶わず 自分の目の前に広がる山を見て 心の奥で 君を想う。 そんな ひとりの恋もある。
by miyamagakure
| 2007-09-16 00:31
| やまと花
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