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明け方に 不如帰の声を耳に致しました。 仄明るい空気の中 彼の鳥の柔らかな声を耳にしまして ほんの一瞬 息を詰めておりました。 確かにその他の鳥の声も耳にするのですが 不如帰の声は柔らかですね。 他の鳥の声は甲高く 鋭い印象を受けるのですが 不如帰の声は何処かまろやかで柔らかで そう、山鳩のように優しい声。 だから 心に響きます。 佐々木信綱によります「夏は来ぬ」。 大好きな歌のひとつでもあります。 清しい空気までもその歌詞の中に閉じこめたようで 口ずさむたびに 風が心を吹き抜けます。 楝散る 川辺の宿の 門遠く 水鶏声して 夕月すずしき 夏は来ぬ #
by miyamagakure
| 2008-06-06 16:14
| 日々の徒然
この5月で おかげさまで「深山隠れ」も1周年を迎えることとなりました。 皆さまのおかげと深く感謝致しております。 本当にありがとうございます♪ このたび、私にとりましては初めての 「カウプレ」を実施してみようと考えております。 どんな贈り物にしようかと 今からあれこれ迷っています・・・(*^_^*) 今日(5月8日)から3日間という短い期間ではございますが 下記のアドレスにて応募を受け付けておりますので (場合によりましては抽選となることもあるかと) 2名の方に1周年記念の贈りものをさせて頂きたいと思います♪ miyukiti@gmail.com #
by miyamagakure
| 2008-05-08 01:45
| 日々の徒然
調子は相変わらず。 昼間にお布団の中にいたら 隣の部屋から娘と夫の笑い声。 どうやら一緒にゲームをしているらしい。 そうしている時って、2人とも 親子ではなく何だかお友達という感じ。 見てて可笑しい。 同じ所で大爆笑したり、悔しがったり。 2人とも同じ顔してるから 余計に可笑しいんだよね。 この2人って、もし同じ年だったら友だちになってたかも。 いいコンビだったろうな。 私と娘だって 同い年だったら親友になってたかもね。 ・・・そろそろ 夕焼けの時間帯。 部屋の中が オレンジ色になり始めた。 玄関の水槽の音。 近所の子どもたちの遊び声。 犬の声。 バイクの音。 娘の「おかあさん」という声。 「大丈夫か」とおでこに触れた 夫の手の温もり。 買ってきてもらったプリンの味。 こちこちいう時計の音。 2,30年あとになったら きっと懐かしく思い起こすだろう ひとつひとつの出来事。 今、私は 思い出の中にいる。 #
by miyamagakure
| 2008-04-26 17:20
| 日々の徒然
いとほしや さらに心の をさなびて 魂切れらるる 恋もするかな ・・・これは大好きな西行の歌。 「魂切れらるる」 ついこの前まで これは 恋によって呼び起こされる 切なさの極みのことだと思っていた。 けれど今では そうではないんだと思う。 愛しく思う相手の その心の深みを目の当たりにし この人の心はどこまで深いのだろうと どこまで温かなのだろうと そのたびごとに 心が震えることなのかもしれない とさえ思う。 自然いっぱいの素材集 #
by miyamagakure
| 2008-04-18 22:07
| 和歌
春の国はおぼろに暮れて花蔭の 君にあつまる夕光かな 川田 順 ちょうど13年前の春の頃 夫に手を引かれ 近所の公園を散策したことがありました。 その頃 私は妊娠5ヶ月で安定期に入り つわりの辛さからようやく解放されつつあった時期でもありました。 淡く香る桜を見上げ その桜の花に顔を近づけ 桜花の中心は仄かに濃い色であること こんなにも甘く香る花であったことなど 今更ながら初めて知ることばかりでした。 2人で手をつないで歩くその公園内のベンチに お年を召された方が座っておられます。 どこか懐かしげな表情でこちらをご覧になっています。 ・・・その方を見て ふと(何十年か後の私なのだ)と思いました。 何十年も経ったあと 娘を嫁がせ夫を見送り 独り公園のベンチに座るとき 私の胸には一体何が去来するのだろう、と思いました。 夫とはお互い18の時に 大学の入学式で出逢いました。 在学中には余り話したりすることもなく 卒業式の翌日にいきなり交際を申し込まれ その翌々日には夫は兵庫に、そして私は宮崎に戻っていったのでした。 遠距離恋愛は5年におよび その間、逢えたのはたった5回ほど。 実家の妹たちからは「無謀だ。」と言われたりもしましたけれど(笑) 夫となる人は 心がきれいな人であればそれでよいと思っておりましたので 確かに様々不安はありましたが 一人 この関西に嫁いで参りました。 ケンカもしたことがなければ デートらしきものも1度だけ。 お互い、好みも何もかも分からないことばかりだったのです。 結婚生活を始めて こんな顔で笑う人だったのかと思ったり 夫の寝顔を見ながら こんな風に眠る人だったんだ・・・と思ったり 歯磨きする姿も珍しくて思わず写真に撮りましたり 間近で見る夫の背広姿に見とれたり(笑)。 お互い それまで他人行儀な姿しか見ていなかったこともあり 随分面食らったこともありました。 今までいろんな事がありましたけれど ようやく15年です。 いや、まだ15年と言うべきなのかもしれません。 仕事から帰ってきた夫の肩を揉むとき 月の明るい晩に 夫の傍らで眠りにつくとき こうしてこの人のそばにいられるのも あとどれくらいなのだろうと思う時があるのです。 おそらくは前の世の私も こうやって 夫のそばでこんな風に過ごしていたのかもしれないと思います。 そして夫を見送りました後 独りで 随分と淋しい思いをしたのだろうと思うのです。 同僚の方が夫のことを 「武士のような風貌」と仰ったことがありました。 ・・・そうかもしれないと思いました。 普段はとても怖い顔をしておりまして 別段怒ってもいないのに 人様からは「何を怒ってるの?」とよく訊かれるそうなのです。 けれど ひとたび笑えば こんなにも優しい眼をする人だったのかと思う。 無骨な感じのする夫に そして温もりを秘めた夫に 私はずっと恋をしてきたのかもしれません。 結婚して50年経てば ようやく金婚式。 結婚して16年目であることを思いますとき 夫と私は今 春の季節を通り抜け これから 若葉薫る新緑の時期にうつっていくのだと思います。 #
by miyamagakure
| 2008-04-17 23:42
| 日々の徒然
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